インターネットの急速な普及を背景に、わが国においても電子政府実現に関連する法規の整備、技術的な検証、情報通信インフラの整備等を積極的に推進しているところである。
しかしながら、その一方では、セキュリティ対策の不備に起因する機密情報や個人情報の外部への漏洩、コンピュータウイルス、不正アクセス行為やシステムダウンによる事業の中断などさまざまなセキュリティ事故などが相次いでいる状況である。
こうした情報セキュリティへの意識が高まる中で、組織として情報セキュリティマネジメントを確立するためには、技術的なセキュリティ対策と組織全体のマネジメントの両面から取り組む必要がある。 ISMS適合性評価制度は、国際的に整合性のとれた情報セキュリティマネジメントに対する第三者適合性評価制度であり、本制度は、わが国の情報セキュリティ全体の向上に貢献するとともに、諸外国からも信頼を得られる情報セキュリティレベルを達成することを目的としたものである。
ISMSの国際規格ISO/IEC 27001:2005の発行に伴い、現在、組織のISMS認証審査に適用されているISMS認証基準(Ver.2.0)は、ISO/IEC 27001へ移行される。 ISMSの認証基準(ISO/IEC 27001)は、ISMS適合性評価制度において、第三者である審査登録機関が本制度の認証を希望する事業者の適合性を評価するための基準である。なお、ISMS認証基準(Ver.2.0)は、英国規格BS 7799-2:2002に基づき作成したもので、本基準で使用する用語、表現については、JIS X 5080:2002(国際規格ISO/IEC 17799:2000)との互換性を確保している。