連載最終回となる今回は、杉沢重徳が担当させていただきます。
運送業界には「ISOに取り組みたいが人がいない」「費用負担が大き過ぎる」などの理由で、取得への決断ができない経営者が多いと聞きます。そういった問題をクリアするために、『グループコンサル&グループ審査』があります。
『グループコンサル』には、良い点も苦労する点もあります。しかし、総合すると「目標は達成でき、1社では不可能と思っていたことが可能になった」などのメリットも多数あります。取得後も内部監査などで交流が深まり、「互いに刺激し合いながら仕組みの改善に取り組めた」など、「プラス効果がはるかに大きかった」と受けとめられています。
それでは、過去に体験したケースをいくつか紹介しましょう。

・良かった点
(1)一社で取得するよりも、コンサル費用と審査費用が2〜3割ほど節減できた
(2)他社の経営や管理法などの特徴・長所が参考になり、水平展開等に役立った
(3)文書化など、いろいろなアイデアが活用できた
(4)お互いの力量不足をカバーし、助言しあって単独より良い仕組みが構築できた
・苦労した点
(1)会社間で理解力に差があった。企業秘密への配慮も必要なので、個別コンサルを受けながら個々に取り組まざるを得なかった
(2)メンバー会社間のスケジュール調整や、担当者欠席の場合に別途フォローが必要となった
(3)仕組みの基本部分は全社同じで、受審時に同じような対応ができるようにする必要があった
実務的な推進に当たってはメンバーの核となる「幹事会社のリーダーシップ」もキーポイントになります。弊社では、グループコンサルに関する無料説明会も随時開催しております。
最後になりましたが、この連載に目を通して頂きありがとうございました。運送事業者のみなさまがISOを取得され、存分に活用していただけることを期待しております。
◎カネカ・クリエイティブ・コンサルティング【http://www.kcc-wen.net/】